このサイトについて

tryriscv.org の目的、データの手法、対象範囲、ロードマップ、中立性についての説明です。

なぜ tryriscv.org を作ったのか

RISC-V のデバイス数はこの 3 年で急速に増えましたが、情報は断片化しています。メーカー公式サイトは「代表的な用途」を、データシートは「電気的特性」を、代理店は「価格」を、コミュニティは「つまずきどころ」を語ります。選定を担当するチームに足りないのは文書の量ではなく、絞り込み・比較・出典の追跡ができる 1 枚の表です。

tryriscv.org の目的は、公開情報を構造化データとして整理し、「100MHz 前後、低消費電力、64KB メモリ、BLE が必要」といった実際の要件を、数分で試作可能な数点のチップに絞り込めるようにすることです。

データの出典

  • メーカー公式サイトの製品ページ、データシート、リファレンスマニュアル、選定表
  • メーカー公式の GitHub / SDK ドキュメント / ツールチェーンページ
  • 公開されている業界団体、コミュニティ、代理店の資料(相互検証のみ)

各レコードには sources と confidence のフィールドを持たせています。非公開のパラメータは null とし、当て推量の推定は行いません。mA から換算した µA/MHz は、消費電力の備考に条件を明記しています。

現在の対象範囲

  • MCU:沁恒、兆易创新、乐鑫、博流、爱普特、芯昇、先楫、泰凌微など。継続して追加中です。
  • IP:平头哥玄铁、芯来 Nuclei、赛昉 Dubhe、SiFive、晶心 Andes など
  • ソリューション:IoT 産学連携、低消費電力センシング、BLE、Wi-Fi、モーター制御、産業制御
  • AI 演算:プレビュー版。NPU IP と AI SoC のハードウェアおよびツールチェーン情報

除外した非 RISC-V 製品(訂正)

聯盛德(Winner Micro)W800 / W801 / W806 は XT804(玄鉄 E804、C-SKY アーキテクチャ)を採用し、公式 SDK は csky-elfabiv2 ツールチェーンを使用しているため、RISC-V ではありません。以前 RV32IMAC として掲載していたのは誤りで、MCU データベースから削除しました。8051/ARM コアの製品も対象外です。他に誤って掲載している型番があれば issue でご連絡ください。

ロードマップ

  1. 中国製 RISC-V MCU の消費電力、パッケージ、価格のデータを充実させ、四半期ごとの見直し体制を整えます。
  2. 「IP / AI コンポーネント / モデル / ソフトウェアバージョン」の適合成熟度マトリクスを追加します。
  3. コミュニティによる実測(消費電力、起動時間、RTOS 移植、モデル推論)と再現可能なベンチマークを導入します。
  4. ソリューションパッケージに参考回路図、BOM、教材用の実験案を追加します。

中立性と訂正

本サイトはメーカーの有料掲載を受け付けていません。並び順は既定で「データの完全性 + 低消費電力 + コスト」の総合評価としており、ユーザーが自由に切り替えられます。パラメータの誤り、リンク切れ、型番の漏れを見つけた場合は、GitHub Issues に型番をタイトルへ入れてご報告ください。

ライセンス

コードは MIT ライセンスで公開しています。整理したデータは CC BY 4.0 で公開しており、転載の際は出典を明記し、本ページへリンクしてください。